看護師の年収はどれくらい？
看護師の年収はどれくらいなのかというと、2010年度の平均年収は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると469万円となっています。
職種・年齢トータルの男性の平均年収が約507万円ですが、女性の多い看護師の年収はこの金額に見劣りしていません。
一方で、職種・年齢トータルの女性の平均年収は国税庁の2009年度の民間給与実態統計調査結果によると263万円となっており、看護師の平均年収は高い部類に入っていると言ってもいいでしょう。
相当な金額差がある平均年収ですが、看護師の仕事はその分きついとも言えます。椅子に座っている時間の多いオフィスワークと比べて、看護師の仕事は動く仕事です。
もちろん四六時中動いているわけではなくナースセンターで座って仕事をすることもありますが、決まった時間に血圧の測定、注射をしたり、患者の移動、ナースコールへの対応など動きが伴います。
当然のことながら看護師よりも患者の方が多いので一対一ではなく、一人の看護師が複数の患者を看護する必要があります。さらに夜勤は看護師の数が日中に比べて手薄になるため、一人の看護師への依存度が高まります。
患者からクレームがあればそれに対応しつつ、日々進歩している医療技術を卓上の理論ではなく、使えるように身に付けることも仕事です。
看護師の平均年収が他の職種と比較しても高くなっているのは、このようにきつい仕事をしているからです。でもその分やりがいのある仕事でもあります。